司法試験に3779人挑戦 院在学中受験は2年目
法科大学院修了者らを対象とした司法試験が10日、全国8都市9会場で始まった。受験者は3779人(速報値)だった。10、11、13日に論文式、14日に短答式が行われ、合格発表は11月6日。昨年からは志望者数の増加につなげるため、翌春に修了が見込まれる院在学中の学生にも門戸を広げている。 法務省によると、昨年は3928人が受験し、1781人が合格。合格者は8年ぶりに増加し、政府が目標とする「1500人以上」となった。法務省は手書きの負担を軽減させるため、2026年から現行の紙の試験からパソコンでの解答形式に切り替える方針を打ち出している。