川崎・鬼木達監督、ラストマッチは3ゴール快勝で公式戦4連勝締め…通算159勝目で全8シーズンで勝ち越しを決める
◆明治安田J1リーグ最終節 川崎―福岡(8日・U等々力) 今季限りで退任する鬼木達監督が、川崎でのラストマッチを勝利で締めくくった。 前半8分にFW小林のシュートをGKがはじいたこぼれ球をMF家長がエリア内の右から左足で豪快なシュートをゴール右上に突き刺した。 さらに同27分には、コーチ時代を含めてルーキーイヤーから15年ともに戦ってきたFW小林が、MF山本のミドルシュートをGKをはじいたこぼれ球に反応し、右足で放ったシュートを押し込んだ。 得点を決めた二人はそろって、真っ先にベンチ前にいた鬼木監督のもとへ駆け寄り、熱い抱擁をかわし、二人を中心に歓喜の輪ができあがった。 後半3分にはFWマルシーニョが右からのクロスを右足で合わせて3点目。同6分に福岡のMF松岡に1点を返されたが、3―1で試合終了。最後の試合でも、らしさ全開の攻撃サッカーを披露し、公式戦4戦連続勝利&複数得点で有終の美を飾った。 これで今季は13勝13分け12敗となり、鬼木監督が指揮した8シーズンで4度のリーグ優勝を含め、全シーズンで勝ち越しを決めた。また川崎でリーグ戦280試合を指揮し、159勝67分け54敗で終えた。
報知新聞社