ファントムが1週間で13%の上昇、TVLも一時2億ドルを超える
ファントム(Fantom)ブロックチェーンのFTMは、ソニック・アップグレードの展開とプロトコル上の預かり資産(TVL)の増加を市場が好意的に見ているため、過去1週間で最もパフォーマンスの良い非ミームトークンの1つになった。 CoinDeskのデータによると、FTMは過去7日間で13%上昇し、約81セントとなったが、より広範な暗号資産(仮想通貨)の指標であるCoinDesk 20(CD20)はわずか1.5%の上昇にとどまっている。 ここ数週間、ファントム財団はコードネーム「ソニック(Sonic)」と呼ばれる最新アップグレードを推し進めている。ダッシュボードによると、現在60ノードのうち25ノードがアップグレードを完了しており、新しいソフトウェアが3分の2のノードに到達した時点で、チェーンは正式にアップグレードされる。 ソニックは取引速度を1.1秒のファイナリティで毎秒2000トランザクション(2000TPS)まで高めると予想されている。オンチェーンのデータによれば、過去1カ月間は2.5TPS強だった。 投資家は、最近このチェーンのTVLが増加したことにも興味があるかもしれない。 DeFiLlamaによると、ファントムのTVLは5月16日に2億300万ドル(約315億円、1ドル=155円換算)に達し、2日前の1億1100万ドル(約172億円)から増加した。これは、さまざまな分散型取引所(DEX)、融資アプリ、イールド・アグリゲーター、その他の分散型アプリ(DApps)でTVLが大幅に増加したためだという。 ファントム・チェーンをサポートする多くのDAppsでは、先週TVLが10%~20%上昇した。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:DefiLlama|原文:Fantom Outperforms CoinDesk 20 Over Past Week as TVL Jumps
CoinDesk Japan 編集部