【ファンタジーS】5番人気以下6勝の難解な重賞 好データ「中9週以上」満たすカルプスペルシュ
十分な間隔をとったカルプスペルシュ
「5番人気以下が6勝」「距離短縮組が好成績」「中3週以下が苦戦」「継続騎乗がベター」などのデータを踏まえた上で、登録馬について具体的に見ていく。 まずはカルプスペルシュが有力。前走からおよそ3か月半の間隔をとってここへ臨む。その函館2歳Sは5着だったが、このときの6着馬リリーフィールドがもみじSを勝ち、7着モズナナスターがカンナS2着、9着ヴーレヴー、10着エメラヴィがりんどう賞でワンツーを決めるなど、重賞だけあってメンバーレベルは高かった。 カルプスペルシュはキャリア2戦がどちらも1200m戦だが、父シュヴァルグラン、2代母モシーン(1600~2500mの豪GⅠ勝ち)で、近親にプリモシーンやダノンエアズロックがいる血統背景。1400mが長くてダメということはないだろう。ただ、佐々木大輔騎手に乗り替わる点はデータに反する。 中8週のカワキタマナレアはデビューから2戦2勝。どちらも上がり最速、2着馬に着差を付けての完勝だった。こちらもりんどう賞の勝ち馬ヴーレヴーを完封していて能力面の担保がある。半兄カワキタレブリーという血統面からして、距離もマイルくらいまでは守備範囲だと思われる。 穴なら「距離短縮組」のゴージャス、8月から出走間隔を空けてきたキンシャサノキセキ産駒ラヴェンデル、重賞大敗組のタマモティーカップ、ベルビースタローンあたりも不気味だ。あとは騎手が確定してから、継続騎乗となる馬を中心に組み込んでいこう。
SPAIA編集部