不正に入手した他人名義のキャッシュカードを使って現金を引き出して盗んだとして、熊本市職員の男が逮捕されました。 【写真を見る】熊本市職員が高齢女性のキャッシュカード不正入手・現金盗んだ容疑で逮捕 余罪の可能性も　生活保護業務に従事 窃盗の疑いで逮捕されたのは、熊本市の職員、森永一行（もりなが かずゆき）容疑者（68）です。 森永容疑者は10月1日の午後3時半ごろ、熊本市中央区坪井のコンビニエンスストアで、熊本市に住む一人暮らしの高齢女性から不正に入手した女性名義のキャッシュカードを使って、ATMから現金5万円を引き出して盗んだ疑いが持たれています。 森永容疑者は中央区役所で生活保護関係の業務に従事していて、女性の自宅を訪れた際に何らかの方法で不正にカードを入手したとみられますが、警察の調べに対し「カードは女性から借りて、頼まれたから引き出しただけ」と容疑を否認しています。一方女性は、そのような記憶は全くないと話しているということです。 また、別の日にも数回現金を不正に引き出したとみられる記録が残っていることから、警察は余罪があるとみて捜査を続けています。