<ソムタム田井のコスプレリポート>「ONE PIECE」エッグヘッド編のナミとロビン 濃くなり過ぎないメークを意識
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。 【写真特集】美女レイヤーが抜群のスタイル披露 「ONE PIECE」コスプレ 写真を一挙に
8月に東京ビッグサイトで開催され、2日間で26万人が来場した世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット104(コミケ104)」。それと同日に、付近の会場で行われた「となりでコスプレ博2024夏(となコス)」で撮影、インタビューした、「ONE PIECE」のナミに扮(ふん)するみあさんと、ニコ・ロビンに扮するるちあさんを紹介する。
「となコス」とはその名の通り、毎年夏と冬に開催される「コミケ」と同じ日程で、東京ビッグサイトのすぐ近くにあるTFTビルで行われているコスプレイベント。空調のきいたホール内で、暑さ、寒さを気にせず、1日中コスプレ撮影を楽しめるということで、コスプレファンにとっては「コミケ」同様、長きにわたって親しまれているイベントだ。
なかには、日中は「コミケ」でコスプレを楽しみ、夕方から「となコス」に参加して、夜まで撮影&交流を楽しむといった、イベントのはしごをするレイヤーやカメラマンも多く、かくいう筆者もそうした流れで両方の会場を覗かせてもらった。
ナミに扮するみあさんは、今回のコスプレではポージングに注力。原作マンガに加え、ほかの「ONE PIECE」レイヤーの写真も参考にしつつ、立ち姿を研究してきたという。
「ポーズを研究する際、原作漫画やアニメーションの確認をするのはもちろんですが、同じキャラクターのコスプレをしている方の写真もたくさん拝見していて。レイヤーさんそれぞれにキャラ愛が感じられる写真をアップされているので、見ていてとても勉強になります。イベントの合間にも、併せのメンバーと構図を考えたり、もっとこうした方がこのキャラっぽくていいいね……とアイデアを出し合うことがあり、それらも含めて楽しい時間を過ごせました」(「ONE PIECE」ナミ/みあさん)