初期型限定のリアコンビ【1】「このテールレンズじゃなかったら購入しなかったかもしれません」|1975年式 三菱 ランサーセレステ 1600XL
【1975年式 三菱 ランサーセレステ 1600XL Vol.1】 セレステが残した青空 【画像17枚】見やすさと操作のしやすさを追求したインパネ回り。メーターはグリーンの透過照明付き。XLのみ照度コントロールが付いていた。XLのみに設定されたオーバーヘッドコンソール。ストップランプ断線インジケーターも装備している 「このテールレンズじゃなかったら購入しなかったかもしれません」とオーナーはいう。 フロントから流れる美しいラインの最後にある特徴的なテールランプ。コンビネーションランプのレンズは外側がボディラインに沿うようにして下側に垂れ下がっている。75年2月のデビューから76年11月のマイナーチェンジまでの短い間だけ採用されたデザインだった。 初期型においても、51年度排出ガス規制の仕様変更が行われ、エンジンは規制対応前と後の2種類に分類することができる。 撮影車両は50年2月から発売され、10月の対策エンジンになる前のモデル。 その特徴はエンジンルームで見られる。三菱では以前から規制の対策を行っていたので、エンジンブロックには対策パーツを装着するための準備が施されていた。エキゾーストマニホールド上部の、規制対策装置「サーマルリアクター」取り付け穴など、エンジンルームを覗き込むと一目で分かる対策の証しが見受けられる。 ランサーセレステの特徴的なリアスタイルはオーナーの記憶に深く刻まれていた。クルマとの出合いは中学生のころ。それは父親が購入した黄色いランサーセレステGSRだった。 リアハッチを開けて、大量の仕事道具を積み込む姿を鮮明に覚えているという。 初出:ノスタルジックヒーロー Vol.145 2011年6月号 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部
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