寒い冬の乾燥対策 アツアツお風呂はNG!「1日2回の保湿クリーム」効果アップの入浴方法を皮膚科医が伝授
熊本放送
冬本番に向けて気になるのが「肌の乾燥」です。気温が下がり乾燥が気になり始める今、どんな対策をしたら良いのでしょうか?皮膚科医に聞きました(2024年11月7日放送)。 【写真を見る】寒い冬の乾燥対策 アツアツお風呂はNG!「1日2回の保湿クリーム」効果アップの入浴方法を皮膚科医が伝授 ■「乾燥」の悩みは○℃以下で増える? ウェザーニューズとグーグルの調査では、17℃以下になると「乾燥」というワード検索が急上昇、また14℃以下で「ハンドクリーム」など保湿ケア商品の検索が急上昇するということです。 最低気温が8.3℃に冷え込んだ11月6日、熊本市の皮膚科には、肌のトラブルを訴えて受診する人の姿がありました。11月に入って気温が下がってきたため、この病院では「乾燥肌」の患者が徐々に増えてきたといいます。 水前寺皮フ科医院 井上雄二院長「もともと乾燥肌の傾向の方はもう乾燥が始まっていますので、1日に2、3人は来られています」 「どうしても暖房機器を使うと部屋の中はカラカラに乾燥しますので、当然、皮膚も乾燥を始めます。それに応じで乾燥肌の患者さんは増えてきます」 ■保湿クリームは「1日2回」実は効果的なタイミングがある 肌の乾燥に対しては「保湿クリーム」が活躍します。井上院長によりますと、使い方にポイントがあるようです。 井上院長「基本的には1日2回塗るのが効果的。保湿剤というのは乾燥した肌に塗るよりも、湿った肌に塗る方が効果が高い。ですから、お風呂上りにまだ皮膚が乾燥する前に塗るのが一番効果が長持ちしますし、効果も高いです」 保湿クリームの効果を高める風呂の入り方にも、注意点があります。 井上院長「日本人は熱いお風呂で身体を温めることが好きなので、割と温度を高めにしますが、皮膚にとって良いことはありません。熱いお風呂に長く入ると皮膚にかなりダメージを与えますので、出来れば40℃以下の、ぬるめのお風呂に短時間で入るということが大事です」 ■唇がカサカサしても「なめるのはNG」リップクリームは1日何回? 肌とともに乾燥しがちなのが唇です。