【陸上】男子3000m障害・柴田大地が学生歴代2位の8分24秒68! 「攻めの走りで行こうと」/日本選手権
◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)1日目 【動画】青木涼真が初V!男子3000m障害ハイライト 第108回日本選手権の1日目が行われ、男子3000m障害で初出場の柴田大地(中大)が8分24秒68の日本歴代8位、学生歴代2位の好記録で2位に食い込んだ。 無欲の走りで最後まで優勝争いに絡んだ。「練習が積めていたので、後半崩れても攻めの走りで行こうと考えていました」と、序盤から積極的な走りを見せた柴田。最後の障害を越えてからのラスト勝負には敗れたものの、5月の関東インカレ1部(2位)で出したばかりの自己記録を18秒以上も更新する快走だった。 エントリー段階ではターゲットナンバーギリギリの18番目。「運良く入れてもらうことができました。来年の世界陸上に向けて、日本選手権は通らないといけない道。出場できるならしたいと思っていました」と話す。 ただ、快記録にも「上出来というくらいですが、上振れてはいません。もっと突き詰めていける部分はあると思っています」と強調。ゴール後に繰り出したガッツポーズは着順に対してのもので、ラスト勝負に敗れた甘さを課題に挙げた。 京都・洛南高出身で、3学年上には東京五輪7位の三浦龍司(SUBARU)がいる。柴田は「中学の頃から洛南高校にすごい先輩がいると意識していました。目標にしていて、追いかけていきたいです」。先輩に続き、世界の舞台へとはばたくつもりだ。
月陸編集部