みんなと違うことが、別に気にならなかった――嫌みなく自然体、森泉の「育ち方」
夫も、子どもの頃からさまざまな動物を飼ってきたという。ペットの世話は、家族全員で取り組む。 「動物との暮らしに理解がある相手じゃないと、私は無理だから(笑)。一緒に楽しめる人だから、ありがたいですね。結婚した時も、ノアの方舟みたいに動物たちを運んだんですよ。子どもが生まれてから、より感じるようになったんですけど、とにかく、元気が一番。人間も動物も、食欲がなくなるとダメ。みんながモリモリご飯を食べているところを見ると嬉しい。よく食べ、よく眠ること、単純ですけど、それが幸せの秘訣かな」 インタビューの終わり、眠気がピークに達していた娘は、森の膝に顔を埋めていた。「待っててくれてありがとうね」そう娘に英語で優しく伝えると、手をつないで立ち上がった。 「ありがとう~!いろいろ話せて、今日は楽しかった!」 笑顔で去っていく、美しい母子。 ああ、きっとこの娘も、母親同様に気持ちの優しい女性に育つのだろう。