大人気バスロッド『ポイズンアドレナ(ジャッカル×シマノ)』がリニューアル!水野浩聡が語る第3世代の凄さとは!?
3代目アドレナを昇華させる特筆すべき「2つ」の新テクノロジー
――前作のアドレナから進化した特徴的な点があれば教えてください! 水野「NEWアドレナの一番大きな特徴がグリップエンドの『開口端(かいこうたん)』。前作にも採用されたフルカーボンモノコックグリップにさらにエンド部に穴を空けるという新なテクノロジーです。 この開口端は軽量化することはもちろん、穴があることでロッドから手元に伝わる反響をノイズなく、クリアに伝えてくれるので、ロッドからくる水中での情報がより鮮明になるんです」 ――ロッドから伝わる情報に雑味がなくなると!? 水野「その通りです!ラインスラックを出す釣りをするとよく分かるんですけど、水面が波立たないような微風を、スラックが出ている中でも感じられるくらい感度が研ぎ澄まされています」 ――それはホントにスゴイ!遂にロッドも水中じゃなく空気中の感度も手にしましたか…。 水野「また開口端によりロッドバランスも高まっています。前作も軽く、自然にロッドが上がるような設計でしたが、、それを違和感と感じる場面も少なからずあり、バランスを取るためにグリップエンド側を軽量化し、そのストレスが最大限軽減されてます」 ――軽量のフルカーボンモノコックグリップに加えて開口端。強度面は大丈夫なのでしょうか? 水野「強度面を気にされる方は多いと思いますが、テスト時に沢山魚を掛けて、相当ラフな使い方もしましたが全然問題なかったです。安心して使っていただけるかと!」 水野「そしてもう1点の特徴は、実は僕自身もだいぶ拘ったところで、ずばりスピニングタックルにおける『飛距離』。新アドレナのスピニングモデルは、バスロッド初搭載の『Xガイドタッチフリー』という元ガイドが採用されています。 スピニングは重いものを飛ばすことはさほど難しくないのですが、軽くて小粒なルアーほど投げにくい。ライントラブルの大半も、そんな軽いルアーを使用した際に出たたるみによるものです」 水野「Xガイドタッチフリーはガイド自体も軽く、放出される糸の抵抗を極限まで低減してくれるガイド設計になっているので、技量問わずトラブルレスに投げることができます」 ――近年オカッパリでも細PE+軽量ルアーを使う方もだいぶ増えていますが、そんなアングラーにも使いやすそうですね。 水野「間違いないです!軽さと感度のクリア化、スピニングの飛距離向上この2点がNEWアドレナの大きな特徴、そして先述した汎用性を向上させたポイントです」