11月のクマ被害、5県6人 死者なし、環境省が発表
環境省は5日、11月のクマによる全国の人的被害の速報値を発表した。新潟2人、秋田、長野、兵庫、山口各1人の5県6人で、死者はいなかった。4~11月の累計は22道府県で死者3人を含む81人となった。 4~10月の出没件数は1万7988件、捕獲数は4502頭。いずれも速報値で、北海道は出没件数を公表していない。 クマによる人的被害は昨年度、219人(死者6人含む)と過去最多を記録。環境省は一定の条件の下、市街地で銃猟ができるようにするため、鳥獣保護管理法の改正を目指している。