ネットで話題の「子持ち様」問題、みんなはこの言葉をどう思っているのか聞いてみました
理解できる、気持ちはわかる
子育てが大変なことは理解した上で、「子持ち様」という言葉を使いたくなる気持ちもわかるという声が多くありました。子どもの体調不良で欠勤や早退を繰り返すと、周囲のメンバーのフォローが必要となります。そんななかで、他者への気遣いや自省が足りない場合は、自己中心的にみられてしまうようです。これらは、子どものいない人だけでなく、子どもがいる人からも同様の意見が寄せられています。 「子育てが大変なことはわかるが、人として最低限の気遣いや相手を思いやって、自省する気持ちは大切だと思う」(54歳女性/主婦/子なし) 「いじわるな言葉だなと思うが、言われても仕方のない人たちもいる」(52歳女性/総務・人事・事務/子なし) 「子どもを理由にして、他の人に仕事を丸投げしたり、休暇を取る人がいるため、そのように表現したいのは理解できる!」(49歳女性/主婦/子あり) 「子どもがうるさくてマナーの悪い家族が多いのでしょうがないような気もする」(28歳女性/その他/子あり) 「“子持ち様”と揶揄したくなる気持ちはわかります。子持ちの女性の態度に図々しいと感じる事や嫌な思いをした事があります」(53歳女性/主婦/子なし) 「かなり迷惑している。会社は当然の権利と定義しているが、いそがしい時期に長期育休のあとを任された人は大変」(56歳男性/コンピュータ関連以外の技術職/子なし) 実際に職場などで「子持ち様」を迷惑に感じているという声もありました。「この言葉を使う人は会社などで子持ちの人のフォローをして不満を抱えている人だと思う」(34歳女性/その他/子なし)というコメントの通り、自分も子育て中の場合は「お互い様」となりますが、そうでない場合は単なるしわ寄せであり、不公平さを感じてしまう側面があることも理解できます。しかし、多くの人は休みたくて休んでいるわけではないことも伝わるといいですよね。“働き方”の環境は、業種や会社の規模などによっても異なるため、それらの仕組みが整うことが解決に繋がるといえそうです。