「またやってしまった、こんなのが許されていいんですか?」 SNSで「詐欺?」の声も! コインPの料金トラブル、なぜ怒る?
不満の声多数! なぜコインPの「料金トラブル」が起きるのか
コインパーキングを利用したころ、思ってもない高額な料金を請求された。そんなトラブルをめぐる話題が相次いでいます。 いったいなぜ、そうしたトラブルが起きるのでしょうか。ネットではどのような声があがっているのでしょうか。 【画像】「えっ…!」こんなに払えない…これが「高額表示」です(15枚)
2年ほど前には、「4時間ほど駐車したら、利用料金は1万円以上だった」というタレントの投稿がニュースになり、反響をよびました。 実際に、消費生活センターにも、「5日で数千円だと思ったら、2万円以上を請求された」「通常は1000円程度なのに、特別料金として約1 万円を請求された」などと、数多くの相談が寄せられています。 では、なぜ、こうしたトラブルにいたってしまうのでしょうか。 よくあるのは、「最大料金」にかかわる表記がわかりづらく、利用者が誤解してしまうパターンです。 「最大料金」という表記は、時間あたりの単価とちがい単価が不明確です。 事業者により異なり、24時間や夜間など時間帯での最大料金や、平日や特定の日付での最大料金を指しています。 また、数日にかけて利用した際に、繰り返し適用される場合と、初めの1回のみしか適用しない場合があります。 たとえば、24時間最大料金1000円で1回限定の条件なら、最初の24時間は1000円ですが、24時間を経過した後は時間単価が加算されます。 さらに、最大料金を適用する入庫時間を定めていたり、駐車枠を限定したりする場合もあります。 そのため、たとえば看板に「最大1000円」と大きく表示されていても、こうした条件が小さく書かれていたり、最大表示から離れたところに記載されていたりすれば、利用者は見落としてしまうのです。 ほかにも最大料金が複数設定されることもあり、看板を見ても料金体系を理解できないことが、予想外の高額請求につながっているようです。
コインPでの被害者多数! 「これはひどい…」 実際のトラブルとは
そんなコインパーキングの料金表示について、ネット上でもさまざまな声が飛び交っています。 多くみられるのは、看板の表示を読み込むのに手間取るという声です。たとえば「コインパーキングの看板の小さい文字、まじやめてほしい」「車を停めて看板を見られるほど余裕はない」という叫びや、「気づきにくく注意事項が書いてある時点で、詐欺」といった声もみられます。 高額請求の体験談としても、「表記がないのにイベント料金を請求された」「知らぬ間に24時間800円が撤廃されており、1万円請求された」などの具体的な報告も。 こうした経験を持つ人が多いことから、なかには「クルマを買った人、1回は騙されてる気がする」という声もみられます。 さらに、2回も経験した人からは、「あああああまたやってしまった、こんなのが許されていいんですか?」という落胆の声が寄せられています。 一方で、「あまりにも悪質なので、交通費払ってでも管理会社に行ってクレームつけようか」と怒る人や、反対に「コインパーキングに停めたけど、何か落とし穴があるんじゃないかととヒヤヒヤしてる」と不安を感じてしまう人もいるようです。 なんとかしてほしいという人のなかで多いのは、法整備を求める声でしょう。「業者も業者だが、それに対処しない政府にも問題があると思う」「公取動けよ!」といった憤りも目立ちます。 たとえば、「24時間最大3500円」といった表示は、最大料金が繰り返し適用されると誤解されてもしかたないでしょう。 このように利用者にとってわかりにくい料金表示は、景品表示法に抵触する可能性があります。