UFCホワイト社長、メタ社の取締役に就任、ザッカーバーグが期待度語る
Facebook、Instagramなどを運営するMeta(メタ)社は、米国時間6日に、UFC社長兼CEOのダナ・ホワイト氏が新たに同社の取締役に加わったことを公式サイト上で発表した。 【フォト】ザッカーバーグとホワイト氏のツーショット、ザッカーバーグが柔術で優勝の写真、ホワイト氏はムキムキに変身 ホワイト氏は、Metaの取締役会に参加するオファーを受けるまでは、取締役会への参加に興味がなかったとしたが「私は、ソーシャルメディアとAIが未来につながると信じている」とコメント。さらに「この素晴らしいチームに加わり、このビジネスを内部から学べることに、とても興奮している。私は何よりもブランドを構築することが好きで、Metaを次のレベルに引き上げる手助けができることは楽しみだ」と意気込みを語った。 今回、ホワイト氏は、イタリアの名門財閥アニェッリ家の一員でフェラーリ会長でもあるジョン・エルカン氏、テクノロジー投資家で元マイクロソフト幹部のチャーリー・ソンガースト氏と同時にMeta社の取締役会の一員となった。 同社の創業者兼CEOマーク・ザッカーバーグ氏は「ダナ、ジョン、チャーリーは、AI、ウェアラブル、そして人と人とのつながりの未来に向けた大きなチャンスに取り組む上で、深い専門知識と視点を加えてくれるだろう 」と3人に期待している。 ザッカーバーグ氏は2020年より柔術を開始、23年5月にはカリフォルニア州にて行われたブラジリアン柔術大会に出場し、白帯マスター部門のライト級で金メダルを獲得。またMMA練習にも励み、UFC王者のアデサニヤ、ヴォルカノフスキーらと練習したこともある。 23年にはX社(旧Twitter)会長イーロン・マスク氏との挑発合戦から格闘技対決の話に発展し、ホワイト社長は「100%試合は実現する、来年の目玉カードの1つになる」と公言、「マスクvsザッカーバーグ」のTシャツも公式に販売するなど盛り上がりを見せたものの、試合は実現しなかった。 ホワイト氏が7日に自身のSNSで、Meta社取締役就任を報告すると、ファンからは「マスク対ザッカーバーグの対決まであと一歩!」との声や、「ダナは、ピッコロが悟天とトランクスにフュージョンダンスを教えるように、メタとXを結びつけることになるだろう」、「ダナがMetaに加わったことで、UFCのプレリミはFacebookに戻るのか?」などと今後の展開を予想するコメントも寄せられた。 世界的人気を誇るUFCのグローバル・ビジネスの責任者でもあるホワイト氏は、5大陸で600人以上の従業員を雇用。世界有数のアリーナで年間40以上のイベントをプロデュースし、イベントの模様は170カ国以上で9億7,500万世帯以上に放送されている。 そのスポーツ界における影響力と影響力が認められ、最近ではスポーツ・イラストレイテッド誌(2023年)とスポーツ・ビジネス・ジャーナル誌(2024年)によりスポーツ界で最も影響力のある人物の1人に、またバラエティ誌(2024年)によりメディア界で最も影響力のある経営者の1人に選ばれている。 今回ホワイト氏がMeta社のビジネスに関わることで、UFCにおいても更にファンを楽しませる新たな試みが生まれるかもしれない。