「確かに盲点でした…」 非常用持ち出し袋の点検で見落としがちなこと 警視庁が呼びかけ
災害時の備えとして用意している、非常用持ち出し袋。もしものときに必要なものとして、常備薬や持病の処方箋などを入れている人も多いでしょう。警視庁警備災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)では、そうした非常用持ち出しの薬について点検を呼びかけています。 【写真】「確かに盲点でした…」 非常時に向けて薬の備えの確認を警視庁が呼びかけ 実際の投稿 ◇ ◇ ◇
「随時更新して入れておくとさらに安心です」
防災対策の一環として、突然の避難に必要なものをすぐ持ち出せるよう、非常食や水、衣類などをまとめて保管する非常用持ち出し袋。定期的に消費期限などをチェックし、いざというときに使えるよう確認することが大切です。 同課の担当者さんは、「年末の大掃除に先立ち、防災用品の点検を行い、常用薬の使用期限が過ぎていないかを確認しました」と報告。ポーチに入った薬などの写真を添え、わかりやすく紹介しています。 薬には使用期限があり、期限を過ぎたものは十分な効果を得られないことや、変質して健康被害が起きる可能性があるといわれています。非常時の持ち出し用に限らず、保管している常備薬なども定期的な確認が必要です。 さらに、「災害時でも、処方を受けられるよう、お薬手帳のコピーも入れています。コピーを随時更新して入れておくとさらに安心です」と紹介。 マイナ保険証には、受診履歴や処方箋の情報が記録されますが、非常時は停電や通信状況によって確認できないケースが考えられます。そのため、すぐに確認できる紙の状態にしておき、処方が変わった際に更新することも重要です。 大掃除を機に点検を呼びかける投稿に、2000件以上の“いいね”が。引用リポストには「これは確かに盲点でした……。防災グッズとともに常備薬&お薬手帳のコピーを用意しておくと、緊急時も安全」「年末の大掃除中、気にしてなかったけど薬の使用期限見直しの時期作るの大切やな……」「うっかりしないで確認します」などの声が寄せられています。
Hint-Pot編集部