九州大学出身の市民ランナー、フルマラソン3度目挑戦で2時間10分50秒「1人ずつ抜いていったら…自分でもびっくり」福岡国際マラソンで8位の快挙
◆福岡国際マラソン2024(1日、福岡・平和台陸上競技場発着) 九州大陸上部OBの吉岡龍一が強豪と互角に渡り合って8位入賞を果たした。 ■ピンクのユニホームで快走するドルーリー朱瑛里【写真】 第2集団で自分のペースを守り、30キロ付近から徐々に順位を上げて自己ベストの2時間10分50秒でゴール。「1人ずつ抜いていったら8位だった。自分でもびっくり」とほほ笑んだ。 山口県出身の吉岡は九州大と同大大学院で造船工学を学びながら、中学時代から続けている長距離走に打ち込んだ。大学院の修士過程1年時の2021年には全日本大学駅伝の日本学連選抜チームでアンカーを務めている。現在は栃木県のホンダで自動車開発部門に勤務する傍ら、市民ランナーとして活動する日々という。 初マラソンだった昨年の福岡国際マラソンは2時間18分10秒で18位に入り、今年8月の北海道マラソンでは2時間16分28秒で準優勝。フルマラソン3度目となった今大会は6分近くタイムを縮め、走るたびに自己記録を更新している。26歳の吉岡は「個人としてできる範囲で練習を積み重ねてきた結果かなと思う。練習も試合も楽しみながらランニングを続けていきたい」と自然体で語った。(山崎清文)
西日本新聞社