米バイデン大統領「つなぎ予算」署名 政府機能閉鎖は回避
アメリカのバイデン大統領は、2025年3月までの政府の予算を確保する「つなぎ予算案」に署名し、成立しました。懸念されたクリスマス休暇前の政府機関の一部閉鎖は土壇場で回避されました。 【映像】政府機能閉鎖は回避 バイデン大統領は21日、2025年3月14日までの予算を確保する新たな「つなぎ予算案」に署名しました。従来の「つなぎ予算」は21日午前0時が期限で、延長されなければクリスマス休暇を前に政府機関の一部閉鎖に追い込まれる恐れがありましたが、土壇場で回避された恰好です。 新たな「つなぎ予算」をめぐっては、与野党の議会指導部が17日に一旦合意していたものの、トランプ氏や次期政権で「政府効率化省」を率いる実業家のイーロン・マスク氏らが異を唱えたことで、白紙に戻るなど混迷を深めました。 トランプ氏は、政府が借り入れできる債務上限の停止期間を延長する内容も盛り込むよう求めていましたが、共和党内部の反発も根強いことから除外されました。 アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、トランプ氏が「議会に対して前例のない影響力を持ち続けているが、限界も見え始めた」と指摘しています。(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部