“レジェンド”ランパードに委ねられたブルーズ【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
長期的なビジョンに基づき新米監督に白羽の矢が立つ
監督1年目を終えたばかりで古巣チェルシーの指揮官に就任したランパード。41歳の“新米”は期待に応え、成功を収められるだろうか。(C) Getty Images
チェルシーの新指揮官にフランク・ランパードが就任した。監督1年目を終えたばかりの41歳の新米は、愛する古巣を成功に導くことができるのか。レジェンドの手に委ねられたブルーズ(チェルシーの愛称)の未来は――。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2019年7月18日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― フランク・ランパードは2014年に愛するチェルシーを離れる際、チームメイトやファンに別れを告げることができなかった。契約更新はしないというその最終判断をクラブから告げられたのが、シーズン終了後だったからだ。チェルシーの歴代トップスコアラーは、ひとりでロッカーを片付け、誰もいない練習場を後にした。 公式戦648試合出場はクラブ歴代4位で、211得点は前述のように歴代最多だ。チャンピオンズ・リーグとヨ
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