【ジャパンC】ドウデュースがGI連勝!史上3頭目の秋古馬3冠制覇に王手 歴代単独トップ5勝目の武豊騎手「ホッとしています…この馬の走りができてうれしいです」
11月24日の東京12Rで行われた第44回ジャパンカップ(3歳以上オープン、GI、芝2400メートル、定量、14頭立て、1着賞金=5億円)は、武豊騎手の1番人気ドウデュース(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)が後方追走から勝負どころで勢い良く外々を回って直線に入ると、半ばで早くも先頭って、そのまま押し切りV。天皇賞・秋からのGI連勝で、2000年テイエムオペラオー、04年ゼンノロブロイに続く史上3頭目の秋古馬3冠制覇に王手をかけた。武豊騎手は16年キタサンブラック以来8年ぶりのジャパンC勝利で、歴代単独トップの5勝目。タイムは2分25秒5(良)。 クビ差の2着にはシンエンペラー(8番人気)とドゥレッツァ(7番人気)が同着となり、2番人気の2冠牝馬チェルヴィニアは4着、ディープインパクト産駒オーギュストロダン(4番人気)は8着に敗れた。 ジャパンCを勝ったドウデュースは、父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ、母の父VIndIcatIonという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(株)キーファーズ。通算成績は16戦8勝(うち海外3戦0勝)。重賞は21年朝日杯FS(GI)、22年日本ダービー(GI)、23年京都記念(GⅡ)、有馬記念(GI)今年の天皇賞・秋(GI)に次いで6勝目。友道康夫調教師は17年シュヴァルグランに次いでジャパンC2勝目、武豊騎手は1999年スペシャルウィーク、06年ディープインパクト、10年ローズキングダム、16年キタサンブラックに次いで5勝目。 ◆武豊騎手(1着 ドウデュース)「期待を背負っていたので応えたい気持ちが強く、ホッとしています。ペースが遅すぎて馬が全力で走りたがっていたので抑えるのに苦労しました。動き出しは早いかと思いましたが、もつんじゃないかと思って自信を持っていきました。自分のことよりも、ドウデュースがラストシーズンということで何とかタイトルをと強く思っていました。天皇賞、ジャパンCと勝てて、この馬の走りができてうれしいです。世界を代表する馬が来てくれて戦うことができてうれしいですし、勝てたことはさらに価値があると思います。このあとの状態によりますが、無事なら有馬記念が最後でそこで引退と聞いています。何とかいい最後をと思っています」