テザー社、AIプラットフォームの2025年初頭デビューを目指す:パオロ・アルドイノCEOが予告
時価総額1400億ドルの暗号資産USDTを手がけるテザー社は、AIプラットフォームに取り組んでおり、来年早々のデビューを目指していると、パオロ・アルドイノCEOが語った。 「テザー社のAIプラットフォームのサイトの草案を入手した。2025年第1四半期末を目標に、まもなく登場する」と、アルドイノCEOは20日、Xへの投稿で明らかにした。 テザー社は、市場で最も人気のステーブルコインであるUSDTを発行していることで知られているが、最近では、アルドイノ氏のリーダーシップの下、ステーブルコインの発行以外にも事業を拡大するために重要な取り組みを行っている。 エネルギー、決済、電気通信、人工知能を含むセクターの複数の企業に投資し、コモディティ・トレード・ファイナンスに参入し、4月にはその事業の広がりを反映して企業構造を再編成した。 テザー社は昨年、人工知能とクラウド・コンピューティングを手がけるノーザン・データ(Northern Data)の株式を取得し、AIへの関心の高まりを示唆していた。 来年デビュー予定のAIプラットフォームについての詳細は不明だが、テザー社がこの注目の業界で製品をリリースする意欲を示したことは、暗号資産(仮想通貨)と人工知能の交わりが拡大していることを浮き彫りにしている。 CoinDeskはテザー社にAIプラットフォームの詳細を問い合わせたが、当記事執筆時点では、同社からの回答は得られていない。 |翻訳・編集:山口晶子|画像:テザー社のパオロ・アルドイノCEO(Tether)|原文:Tether CEO Paolo Ardoino Teases AI Platform Targeting Early 2025 Debut
CoinDesk Japan 編集部