古江彩佳の“赤字率”は68%、トップ10入りも昨年超え 西郷真央が日本勢2番手【米女子スタッツ分析】
米国女子ツアーは先週、欧米対抗戦「ソルハイムカップ」が開催された。実質2週間のオフを経て、いよいよ今週から秋の陣へと突入する。 古江彩佳のドラテク“ハンマー打法”【写真】 今季は9人の日本勢がメンバーとして参戦し、笹生優花が「全米女子オープン」、古江彩佳が「アムンディ・エビアン選手権」を制し、海外メジャー2勝。ルーキー3人も奮闘を続けている。そんな日本勢のスタッツをおさらいしてみよう。今回は『60台でのラウンド数』、『トップ10入り』など。 ◇ 古江彩佳は今季メジャー1勝を挙げ、スタッツでも軒並み上位につけている。日本勢では1988年の岡本綾子以来の栄冠、平均ストローク1位『ベアトロフィー』戴冠に向け、現在は「70.057」で2位。この好スコアに表れているように、様々なスタッツで首位を走っている。 アンダーパーでのラウンド数を表す『サブパーラウンド』では48回で1位。割合にすれば68.57%で、こちらも全体1位だ。さらに深堀りすると、『60台でのラウンド数』は31回(44.29%)で、この回数も全体1位。昨年を上回るハイペースで“赤字”を量産している。 古江の超安定感はこんなところにも表れている。たとえば、『トップ25入り』は15回(78.95%)、『トップ10入り』も10回(52.63%)で全体1位だ。未勝利に終わった昨季はそれぞれ15回、8回だったから、すでに自己ベストと同等、あるいは更新している。まだシーズン半ば。どこまで記録を伸ばしていくのか。 ほかの日本勢では、西郷真央が60台でのラウンド数が23回(5位)、トップ10入りは5回(11位)でともに古江に次いで2番手。新人賞争いトップをひた走るツアールーキーにも期待したい。 【60台でのラウンド数】 1位 古江彩佳 31回、44.29% 5位 西郷真央 23回、34.33% 24位 西村優菜 17回、28.81% 36位 笹生優花 16回、35.56% 51位 畑岡奈紗 14回、23.33% 80位 勝みなみ、10回、19.23% 80位 渋野日向子 10回、18.87% 112位 吉田優利 7回、20.59% 171位 稲見萌寧 2回、5.88% 【トップ10入り】 1位 古江彩佳 10回、52.63% 11位 西郷真央 5回、25% 30位 畑岡奈紗 3回、16.67% 47位 笹生優花 2回、13.33% 47位 勝みなみ、渋野日向子、西村優菜 2回、11.11% 74位 稲見萌寧 1回、7.69%