バイエルンDFデ・リフトが当て逃げ事故を起こしていた 罰金は最大で数億円になる可能性も
練習場に向かう途中で
バイエルン・ミュンヘン所属のオランダ代表DFマタイス・デ・リフトが、車による当て逃げ事故を起こしていたことが判明した。ドイツ紙『Bild』が伝えている。 同紙によると、7日(現地時間)午前10時頃、バイエルンの練習場近くを走行していたデ・リフトの運転する車が駐車中の別の車と接触。しかし、同選手は車から降りずにそのまま現場から走り去ったため、現場を目撃していた通行人が警察に通報したという。 今後、警察の捜査の過程で免許証の取り消しなど様々な処置がデ・リフトに対して行われるだろうと弁護士資格を持つアダム・アフマド博士は『Bild』の取材に対してコメントしている。 「彼の運転免許証は一時的に取り消される可能性があります。この処置は、免許証の所有者が車の運転に適さないと見なされるような事件が起きた場合に行われます」 「処分については、恐らく審理なしで書類のみの略式命令となって、前科はつきません。罰金の金額は、日割り日数50に罰金をかけた金額になるでしょう。事故当時、彼は車を止めて警察に通報する必要がありました。そうすれば、罰金が発生するようなことにはなりませんでした」 ドイツでは、罰金刑については一般に日数罰金制が採用されている。これは、罰金刑の言渡しについて日数と日額の2段階に分けて量刑を行い、両者をかけ合わせた金額が罰金額になるという制度。今回の場合、アフマド博士が予想する日数50にデ・リフトの経済事情を考慮して算出された日額をかけたものが罰金の金額となり、場合によっては最大150万ユーロ(約2億4000万円)の罰金になる可能性もあると『Bild』は伝えている。
構成/ザ・ワールド編集部