加湿器は「超音波式」と「気化式」で電気代にどれだけ差が出る? 1日8時間のケースで解説
超音波式と気化式、ランニングコストが安いのはどっち?
超音波式加湿器と気化式加湿器はどちらもヒーターを使用しないため、ランニングコストが安いといわれています。その両者を比較した場合、一般的に、より電気代が安くすむのは気化式加湿器です。 例えば、それぞれの加湿器を1日8時間使用したとしましょう。超音波式の加湿器の消費電力は製品によって異なるものの、平均すると20W~25W程度です。 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定める1kWhあたり31円で電気代を換算すると、「20W÷1000×31円/kWh」と「25W÷1000×31円/kWh」なので、1時間あたりの電気代は0.62~0.775円です。8時間使用した場合の電気代は4.96~6.2円になります。 一方、気化式加湿器の商品電力は、適用床面積8畳のプレハブ洋室対応モデルでも5W程度しかありません。そのため「5W÷1000×31円/kWh」で1時間あたりの電気代は0.155円、8時間使用しても1.24円です。気化式のほうが1日あたり3~5円程度安くなります。
ランニングコストが安いのは気化式!
超音波式と気化式はどちらも電気代が安く済む加湿器ですが、より省エネなのは気化式です。電気代を1円でも安く抑えたいという人は、気化式を検討するとよいでしょう。ただし、気化式は音が大きいなどのデメリットもあります。購入する際はそれぞれのタイプのメリットとデメリットについて、しっかり比較検討することが大切です。 出典 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部