係員ブチギレ「お前ビザないのか!?」だった数か月前 中国の「ビザ免除」復活 ホントにずっと?
香港からの国境付近はハイテンションの香港人・中国人でいっぱい
この香港から中国に入国することにしました。まずは、香港の中心部から中国の国境駅となる羅湖駅へ。香港側は「羅湖」ですが、中国側は「深セン」となる駅です。 MRTに乗ること約45分で羅湖駅に着きました。プラットフォームは中国に向かう香港人・中国人双方の人々でごった返しており、何か皆さんテンション高め。複数の団体の人たちは広東語で叫ぶように会話しながら羅湖駅の改札を目指します。 こういったテンション高めの人たちの後ろを、筆者もワクワクしながら向かいました。駅の改札を抜けるとすぐにイミグレーションがあり、ここでパスポートを提示し、中国に入国する行程のようです。 この際、筆者はビザを持っていませんでしたので心配でしたが、下手な中国語で、オバサンの係員に「ビザのない日本人だが、どこに並べば良いか」と尋ねると、ぶっきらぼうに「ここだ。お前はここに並んどけ!」と言います。 オバサンの係員に言われた通りに並ぶことが約30分。やっと筆者の番になりました。ただ、ゲートの係員とその後ろに配備された警察が筆者のパスポートを見て、何やら怖い顔をして文句を言います。 「お前ビザないのか!?」「ビザがなければ入れないことを知らんのか!?」と、とにかく怒っています。おそらくは筆者の下手クソな中国語がオバサン係員に通じず、そのために「ビザありの外国人」レーンに並ばされたようでした。 他方、筆者の渡航時の入国の情報が錯綜していました。 「香港からならビザなしで入れる場合がある」といった情報があった一方、「ビザがないことがわかると、そのままいきなり日本に強制送還される」みたいな情報もありました。 また、東京のビザセンターに電話で問い合わせても、日本語が通じにくく、これもまた釈然としません。さらに、順当に東京のビザセンターで申請しても、発給までに数週間……という説もありました。 「なんか面倒くさいし、もういいや。現地でなんとかなる」と、まずはビザなしにトライしたわけですが、これを係員が「なめんなワレ!」とメチャメチャ怒ったというわけです。 そして、別の怖い顔の女性係員がやってきました。「まさかどこかに連行されるのでは……」「噂の強制送還だったらどうしよう」と不安に思いましたが、女性係員は筆者を連れ、そのまま2階のビザ発給申請所へ。「ここでビザ作りな」と無愛想に言い、そのまま去っていきました。