「“41歳”現役アイドル」“集客力”なくても活躍の訳 年200本出演!「逆境」をプラスに変える生き方
ステージに立てば盛り上がるが、「集客力」はない。しかし、そう言い切るまりえ(41)さんの表情は明るい。 自称するのは「アイドル界のマツコ・デラックスさん」のポジション。 集客力のなさを逆境とは思わず、ほかのアイドルと共演するイベントでも「たとえば、10組が出演していたら、私は1位でなくてもいい」と達観する。 そう考える背景には、ファンへの思いやりもある。 ライブ会場へ足を運ぶファンのなかには、ひいきの「推しメン」が「オレのことを見てくれなかった」と、心を病んでしまう人もいる。
それならば、せめて自身のステージで楽しかった記憶を残してほしい。 実際、「一番楽しかった」と言われるときが多く、ファンに対しては「ええんやで、うちのライブを好きに見てくれて。迷惑かけず、ケガをしなければ」と温かい言葉も返すという。 「年間200本以上」のステージへ立ち続けられるのは、そうした姿勢をほかの事務所からも評価されているから。関係者からは「出演してくれるだけでありがたい」と、感謝されることもある。
ただ、ステージへ立つための努力をしているかといえば、意外にも「ジムへ通うとか、体づくりは特にしていない」と笑う。 トレードマークの青い髪を保つため定期的に美容室へ通い、簡単なストレッチを行う程度。気負わず、自然体で天職へ打ち込んでいるのも、まりえ(41)さんの魅力なのだろう。 2023年6月27日で、42歳を迎えるまりえ(41)さん。いつか「体に限界が来たら終わるとしか思っていない」と、将来を見据える。
■「アイドル以外の仕事はできない」と断言する覚悟 20代、30代を経た現在は、共演するアイドルを「お母さん」のような気持ちで見守っている。 自分が「一番」ではなく「この子たちのおかげでステージに立っている」と感謝しながら活動。 自分より若いアイドルに自身の「知名度」を利用してほしい思いから、フォロワー数3万人を超えるツイッターでは、ほかのアイドルについても積極的にリツイートしているという。 「何歳まで、現役アイドルであり続けるか」は決めていない。