日常の軸に据えるのは「AJA」(A=遊びに行ける、J=城西に、A=会いに行こう)の精神 鹿児島城西高校がホームでプレミアリーグを戦う意味 高円宮杯プレミアリーグWEST 鹿児島城西高校×ファジアーノ岡山U-18マッチレビュー
「今みんなで言っているのは、A、J、A、ですね。『(A)遊びに行ける、(J)城西に、(A)会いに行こう』で、“AJA”だと。『AKBって何だったっけ?』というところから、オレたちも城西に遊びに行けて、会いに行けて、だよなと(笑)。だから、来季もプレミアに残ったら、いつもはここが会場ですけど、今度は地方にみんなで行ってホーム戦をやりつつ、そこの高校とかを呼んで、一緒にスクールをやりたいんです」
「ここまではスクールに来れない子たちもいますし、たとえば鹿屋とか霧島にはいいスタジアムがあるんですよ。もっと城西のファンを増やす意味でも、そういうところでのホーム戦を来年はやりたいよなって、後期の初めに言ったんです。『ホーム戦、凄く面白いよな』って。それをもっといろいろな人に共有してもらおうということで、そういうマインドはオレらの武器ですよね」
この日のホームチームのベンチには、『日本一応援される選手・チームを目指せ』というスローガンが印刷されたボードが掲げられていた。彼らが日常の軸に据えるのは、サッカーを媒介にした地域貢献と、そこから得られる体験を生かした選手たちの人間的成長。鹿児島城西が携える『AJA』の精神は、これからもきっとこのチームに関わる多くの人たちに、笑顔の花を咲かせていく。
土屋 雅史
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