まるでパリ!? 京町家を改装した話題の会館に、朝から夕方まで本格炭焼き料理とワインを楽しめるビストロがオープン!
朝食のクロックマダムセットにも白ワインを合わせ、優雅なひとときを!
11時半までなら「クロックマダム」とカフェのセットもあって、ゆったりブランチを満喫できます。コーヒー付きですが、チーズやハムとの相性がいいワインを注文する人も多いそう。シャンパンやワインで迷ったら、店主の池口さんに相談を。料理と相性のよいものはもちろんですが、好みの味の一杯を薦めてくれます。
特製のクロックマダムは、米粉の山食パンにバターを染み込ませ、鉄板でこんがりと焼き上げます。ゴーダチーズ、エメンタールチーズ、コンテのシュレッドをのせ、さらに焼いたハムをのせて、もう一枚のパンでサンド。
さらに、たっぷりのエメンタールチーズをのせ、半熟の目玉焼きをトッピング。とろりと溶けたチーズにサクッと香ばしいパン。半熟卵もあわさって、濃厚なおいしさ。たとえパリに行ったことがなくても、パリに居る気分にさせられるのです。気候のよい時季に、テラス席で味わうモーニングプレートは格別です。
絶妙な焼き加減で出される焼きとりも、パリテイスト。だからワインがぐいぐい進む
ワインが進む理由のひとつは、この店ならではのアレンジ力。たとえば「焼きとりアンサンブル」の一種「つくね」は、たっぷりのオレガノと刻んだ蓮根が混ぜ込まれています。口に入れるとシャクッとして、ふんわりとオレガノが香る。思わず、ワイングラスに手が伸びます。
「ささみ」は、焼き上げたあとに山わさびをすりおろしてトッピング。繊細な食感と、キリッとした辛みがクセになります。
「注文が入ってから最短で焼き上げたい」と、炭の状態をいつも最良の状態に保つ大島さん。仕上げる順番を考えながら「お待たせせずに出していく」よう心掛けているそう。
昼の時間帯に本格的な炭焼き料理を楽しめるなんて……。誰もが想像する、その上の料理を味わえるから、朝からでもつい足が向いてしまうのです。
5種セットの最初は、ムネのたたき。その後、もも肉塩焼き、ささみの山わさび添え、タレとペッパーで焼いたハート、つくねと炭焼きが順に出されます。一品ごとに盛り付ける小皿を変え、パリテイストを感じさせてくれるのも、心憎い演出。料理や器、ワインとのペアリングなど細部に至るまで心をくだくもてなしが、この店を開業からわずかの間に人気店にした理由でしょう。