辞めるなら「損害賠償」を請求するぞ…上司から脅迫まがいの慰留。退職を無理やり引き留められたときの対処法とは?【転職のプロが助言】
高圧的な引き留めにあった場合には冷静な対処を
読者のみなさまもそれぞれに優秀な方でしょうから、転職を志すこともあるかと存じます。その際にもしかしたら高圧的な引き留めにあって動揺してしまうかもしれません。 しかし、日本における過去の労働裁判を含め、通常の手続きを経て退職が認められなかった判例は一切ありません。おびえることはないのです。社員の権利が強く保護されているのが日本の労働三法です。 私の知る格言に「法律というのは弱い人の味方をするのではなく、知っている人の味方をするものである」というのがあります。企業を敵に回して交渉するのは不安になりますが、冷静に対応していただければよいと思います。 福留 拓人 東京エグゼクティブ・サーチ株式会社 代表取締役社長