スバルのモータースポーツ魂注入!「レヴォーグSTIスポーツ」が348.8万円~登場!【今日は何の日?7月21日】
●レヴォーグの最高級グレードとして追加されたSTIスポーツ
レヴォーグ誕生の2年後、2016年のこの日、レヴォーグSTI スポーツがデビューした。STIとのコラボによって誕生したが、STIのコンプリートカーではなく、レヴォーグのトップグレードとして位置付けられたカタログモデルである。 パワートレインはベースと同じだが、足回りやボディにSTIならではの専用チューニングが施された専用サスペンションや、専用デザインのフロントバンパー・グリル、LEDフォグランプ、18インチアルミホイール、大型マフラーカッターなどが採用され、スポーティさをアピールした。 STIスポーツは、標準モデル305.6万円に対して348.8万円(1.6L)、356.4万円に対して394.2万円(2.0L)と約40万円高額に設定された。STIスポーツは、従来のSTIシリーズのように走りに特化するのではなく、レヴォーグの高級バージョンをアピールするのが狙いであり、その分価格設定も控えめだった。 発売1ヶ月の受注は3000台を超え、STIスポーツはレヴォーグ全体の40%を占める人気を獲得した。
●2代目レヴォーグではSTIスポーツRに進化
2020年10月に、レヴォーグは初めてのモデルチェンジで2代目に移行。シャープな形状のヘッドライトを装備し、全体的にはアグレッシブなスタイリングに変貌した。 新旧レヴォーグで大きく異なるのはエンジンである。2代目は、実用回転域のトルク特性を重視した最高出力177ps/300Nmの新型1.8Lターボ(FA24型)だけに統一された。 そして、最高級グレードSTIスポーツも、「レヴォーグSTIスポーツR」と名称を変更。なかでも「STIスポーツR EX」には、275ps/375Nmの2.4L水平対向DOHC直噴ターボエンジン(FA24型)を搭載。スペックだけを見ると、先代(2.0L)のSTIスポーツより劣るが、2.4Lの太いトルク特性や高いボディ剛性、スポーティな足回りなど全体的に質感が向上し、力強くて扱いやすいスポーツモデルとして仕上がっている。 ちなみに、車両価格はSTIスポーツ Rが438.9万円、STI スポーツR EXが477.4万円とかなり高額である。 ・・・・・・・ レヴォーグSTIスポーツは、走りに特化したSTIコンプリートカーとは異なり、比較的落ち着いた雰囲気で大人っぽく仕上げていた。やや物足りないという声もあったようだが、当初のユーザーの78%が40歳以上だったことからも、目論見通り大人のスポーツモデルとして成功したのではないだろうか。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純
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