部屋を片づけて気がついた「うれしい変化」4つ。ムダ買い、イライラが激減
部屋を片づけると、収納が整う以外にもうれしい効果があるようです。ここでは、これまで数100軒の片づけをサポートし、片づけの力についての著書もある整理収納アドバイザー・Fujinao(フジナオ)さんが、片づけたことで気がついた暮らしや気持ちの変化について語ります。 【写真】部屋が片づくとお金の使い方が変わる
「本当に必要なこと」に投資し、ムダ買いしなくなった
以前の私にとって、「買い物に行くこと」はレジャーの1つでした。休日は欲しいものがないか、お得なものはないかとウィンドウショッピング。お店を眺めているうちに購買意欲を刺激されて、たくさんのものを買っていました。 それが片づけを始めてみると、家の中にある不要品の多さにびっくり。さらに、結局はそれらを大量に手放すことになりショックを受けました。 このような経験から、「買いたいものに出合うためのショッピング」はもう卒業。現在は旅行などの「経験」や本当に欲しいものにだけお金を使うようになりました。
掃除の手間が減り、家族と過ごす時間が増えた
たとえば、以前はウィンドウショッピングでなんとなく買い物をしていましたが、今は購入する前の下調べをするようになり、時間を有効活用できるようになりました。 また、休日にまとめて行っていた掃除も、部屋が片づいたことで手間が減り、毎日10分の小掃除で済むように。休日の家事負担が軽くなったことで、家族でのんびりと過ごす時間が増えました。
キッチンが片づいたことで、自炊の意欲がアップ
キッチンがすっきり片づいて作業しやすくなったことで、料理をするのが楽しくなり自炊回数が増えました。 こまめな掃除の効果なのか、カビやダニ、ホコリに悩まされることが減ったことも相まって、片づけによって健康面にもいい影響が生まれているように感じています。
家事のストレスが減り、心もすっきり整った
部屋が散らかった状態だと、気持ちも荒んできます。それが、部屋が整ったことで頭も心もすっきりしました。 探しものや家事の手間の多さによるイライラから解放され、私も子どもも家に友人を呼ぶ機会が増えて人間関係も豊かに。家が片づいていると、家族も「ここは片づけなくてはいけない空間だ」という認識になり、片づけ習慣が身につき、結果的に私の家事のストレスが減りました。 片づけによって部屋の景色とともに自分の心もよい方向に変わっていくと気づけたことは、私にとって大きな発見でした。「片づけで人生が変わる」と言われるのは、こういった内面の変化も感じられるからなのかもしれませんね。
Fujinao