人生初のTOYO TIRESは驚きの連続! サーキット初心者から上級者まで満足できます!!【チューナーが試す最新タイヤ】
欧州耐久レースで得たノウハウが活かされているのはPROXES Sport2だけじゃない!
「オープンカントリー」「トランパス」など人気のタイヤブランドを抱えるTOYO TIRESが、現在力を入れているのはグローバル・フラッグシップタイヤの「PROXES」です。一般にはプレミアムスポーツタイヤである「PROXES Sport2」がもっとも身近な存在ですが、さらに上を行くタイヤを紹介します。 【画像】「PROXES R888R」を履いたフェニックスパワーの「GT-R」を見る(11枚)
2016年から進化を続けるリアルスポーツラジアル「R888R」の実力は?
これまで3回にわたって、全国有名チューナー/ショップにTOYO TIRESのプレミアムスポーツタイヤ「PROXES Sport2」の魅力について語ってもらった。3社共通のコメントは「スポーツタイヤに求められるあらゆる性能をバランスよく引き出しているオールラウンダーなモデル」ということだ。 あらゆる路面状況で懐が深く、ストリートからサーキットまで楽に安全に走れる特性は、仮に性能チャートがあるなら、すべての評価軸で80点。何でもそつなくこなす優等生的で、初心者から上級者までは幅広い層にフィットする。 そのバックボーンにあるのは、2020年から参戦を続ける欧州のモータースポーツ活動であることは何度もお伝えしてきた。その極限のフィールドで得られた技術やデータなどがPROXES Sport2の血肉となり、トータルバランスに優れたタイヤを生み出すことができた。まさに“Race to Road”だ。 そこでフィードバックされた技術は、PROXES Sport2のみならず、同じ2023年初頭にラインアップされたPROXES Comfort IIs、そして他のPROXES商品にも注がれている。フラッグシップスポーツタイヤの「PROXES R888R」はその代表的なモデルだ。
技術やノウハウの出し惜しみなし、さらなる高みを目指す!
PROXES R888Rは走りを追求したリアルスポーツラジアルで、とくにドリフト競技で勝つためにアップデートを繰り返し、長年にわたり優秀な戦績を残してきた。とはいえ、デビューは2016年で、すでに8年が経過している。同年代に登場した他メーカーのスポーツタイヤはほぼモデルチェンジ済みであり、技術的な進歩が著しいタイヤの世界において、条件的に厳しい状況だ。 ただし、開発陣は諦めることなく、現在も改良を継続。欧州の耐久レース参戦による新たな知見やノウハウはそのために必要不可欠。トレッドパターンこそ変わらないが、細部にわたってチューニングが施されている。 飽くなき探求はそれだけにとどまらず、全国プロショップの集合団体である「CLUB RH9」とタッグを組み、2024年末に2回行われるタイムアタックイベントのR35「GT-R」クラスにPROXES R888Rのハイパフォーマンス仕様「R888R Drift」を供給することが決定。このイベントを通じてその実力を一般ユーザーにアピールするとともに、1000psを超えるモンスターマシンによる極限のタイムアタックを通じて、得られるデータを開発にフィードバックするのが目的だ。初の試みのため、すでに岡山国際サーキットで2度の事前テストを行い、本番までに改良できる箇所が残されていないか、評価/解析を行っている最中である。
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