ガソリンとコーヒーの向こう側にある意外な共通点とは!? バイク乗りのコーヒー屋デイドリップ通信VOL.14
経済の大きな話からリアルな僕らの暮らしへ目を向けると、ガソリンもコーヒーも嫌んなっちゃうくらい値段が上がり始めていますね。円安と戦争の影響あたりは共通かと思います。でもそこから先は各々の事情が。 ガソリンは価格措置の補助金が打ち切られましたねー。暫定税率廃止と言うけれど、迅速に実行されるとは思えないし、トリガー条項(価格が上がったら特例税率を止める)も凍結したまま発動しないようでは、しばらく上がったきりでしょうかねぇ。しかし価格の40%も税金とか、二重課税とか何なん?
コーヒー豆の価格高騰はホントにヤバいです。ブラジルとベトナムで起きた干ばつによって、減産したせいですが、長期的に見てもマズい状況。干ばつの自体の直接的な原因は、偏西風の蛇行などいろいろあると思いますが、その大元には地球温暖化による異常気象が潜んでいます。そして異常気象の原因が、化石燃料の使用によるCO2の排出。そして化石燃料といえば石油⋯⋯。2050年には温暖化によってコーヒー豆の生産量が現在の半分になると言われています。うーむ。 もちろんどちらの世界でもそこにある危機を回避すべく、様々な対策を講じています。実態はなかなか思うようには進んでいないかもしれませんが、それでも人類の英知ってやつを信じたいところです。新しい年へ向けて、一個人でも出来る小さな一歩から考えて見るのも良いかもですね。皆様にとって2025年が良い年となりますように! ではまた。
黒田悟志