住友電工情報システム、「楽々Webデータベース」で複数アプリのデータを俯瞰しながらデータ更新が可能に
住友電工情報システム株式会社は22日、Excelファイルを基にWebアプリを作成することにより、Excelで行っていた業務の効率化を支援するツール「楽々Webデータベース」の新版として、複数アプリのデータを俯瞰(ふかん)しながらデータ更新を行う機能が追加された「同 Ver.3.8.2」を提供開始したと発表した。 楽々Webデータベースは、ExcelファイルをWebアプリ化することにより、従来行っていた、Excelファイルの配布・収集・集計といった作業を軽減するソリューション。Webアプリ化によって、最新情報をリアルタイムに共有可能になるため、業務のスピードアップや品質向上などの業務効率化も実現するという。 今回の新版では、複数のアプリを共通の値をもつ項目をキーにひも付け、その項目に関連するほかのアプリのデータを1画面で俯瞰できる機能「リンクアプリ」を機能強化した。 同機能では、例えば、顧客管理と案件管理、活動履歴をひも付けて案件状況を確認したり、商品マスタと売上台帳をひも付け、商品ごとの仕様と取引状況をあわせて参照したり、といったことを行えるが、従来は、複数のアプリのデータを更新するためには、それぞれのアプリを開き直す必要があったとのこと。 しかし今回は、リンクアプリの画面上からデータを更新する機能を追加しており、データの参照だけでなく、更新も含めた一連のデータ管理をリンクアプリのみで完結できることから、作業の効率が向上するとしている。
クラウド Watch,石井 一志