【日本S】連敗で福岡胴上げ消滅のソフトバンク 横浜雨予報で東克樹がより脅威になる可能性
ソフトバンクは30日のDeNAとの日本シリーズ第4戦(みずほペイペイ)に0―5で零封負けを喫した。第3戦に続いての連敗で対戦成績は2勝2敗の五分となり、福岡での胴上げの可能性は消滅した。 2夜連続でホームが遠かった。打線は相手先発・ケイの前に苦戦。初回に三者連続三振を喫するなど得点を奪えなかった。投手陣では先発・石川が6回途中1失点の好投を見せたが、援護もなく救援陣も7回に4点を追加されて大勢が決した。 2連勝からの2連敗。試合後の小久保監督は「(ケイは)めちゃくちゃ良かったよね。あれはなかなか打てへんなと。ちょっとへばってきた時にチャンスありましたけどね」と相手をたたえるしかなかった。 4連勝でのスイープも見えていたところから、シリーズの行方は一気に分からない状況となった。31日に福岡で試合を終えた後は、再び横浜に舞台を移して決着をつけることになる。 そんな中で屋外球場の横浜の空模様も気になるところ。第6戦が予定される11月2日は高確率で雨予報となっており、試合が延期される可能性もある。となれば、試合日程にも変更が生じ、ホークスにとって脅威となるのが東克樹投手(28)の存在だ。左太もも裏の肉離れで離脱していたハマのエースは30日の第3戦で予定を前倒しして復帰。鷹打線は今季13勝を記録した左腕相手に7回まで1点に抑え込まれた。 東を先発でもう一度登板させる考えがもともとあったとしても、順延で日程が1日ずれ込めばDeNAにとっては好都合。ケガ明けのエースをより万全の状態で試合に送り出すことができる。 こうした状況に、球団関係者の一人は「今年は(右投手に比べて)左投手を打っていなかったというところもある。(順延となれば)ちょっと難しい戦いになる」と表情を曇らせた。 天候の影響を受ける日本シリーズ。「とにかく第5戦を勝つしかない」という言葉が出たように、ここからはより負けられない戦いとなる。
東スポWEB