久保建英フル出場のソシエダが公式戦連勝! シュート2本もオヤルサバルのメモリアル弾&オウンゴールでベティス撃破【ラ・リーガ】
ラ・リーガ第15節、レアル・ソシエダvsレアル・ベティスが1日にレアレ・アレーナで行われ、ホームのソシエダが2-0で勝利した。なお、ソシエダのMF久保建英はフル出場した。 前節、アスレティック・ビルバオとのバスク・ダービーに0-1で敗れた10位のソシエダは、9位のベティスとの中位対決に臨んだ。直近のヨーロッパリーグ(EL)のアヤックス戦を久保の1ゴール1アシストの圧巻の活躍によって2-0の勝利。見事にバウンスバックを果たしたラ・レアルは、公式戦3試合未勝利と調子を落としている相手との中2日の一戦に向けてその日本人エースをスタメンで起用した。 中盤での攻防が主戦場のなか、互いに攻め手を窺う状況が続いていく。だが、意外な形から序盤にスコアが動いた。 14分、ソシエダは相手陣内左サイドでのスローインの流れでバレネチェアとパス交換したムニョスがグラウンダーの高速クロスを供給。これに反応したオヤルサバルには合わずも、ゴール前のDFジョレンテに当たってコースが変わったボールがゴールネットに吸い込まれた。 幸運なオウンゴールで先制に成功したラ・レアル。以降はしばらく相手に押し返される展開となったが、前半半ば過ぎにはボックス内でイーブンボールに反応したオヤルサバルがDFペローにアフターで足を蹴られる。すると、オンフィールド・レビューの結果、PKが与えられた。これをオヤルサバル自ら決めてクラブ通算100点目となるメモリアルゴールとした。 ここまでシュート1本で2点を奪う、効率のいい戦いを見せたホームチームは危なげなくゲームをコントロール。右サイドで攻守に高いインテンシティを示す久保は決定機に絡むには至らずも、献身的な守備で後方のアランブルをサポート。さらに、ダブルチーム気味に対応される中でも縦突破からの右足クロスや、鋭いカットインからのパスで攻撃の起点を担った。 2点リードで試合を折り返したラ・レアルは、前半少し痛めていたアゲルドを下げてパチェコをハーフタイム明けに投入。後半は久保が深い位置で際どいクロスを供給していくが、なかなか味方が合わせ切れない。 後半はアウェイのベティスがボールを握ったが、完全に持たされている形となり、メリハリが利いたソシエダの堅守を前に決定機はおろかフィニッシュまで持ち込めない。 前半同様に膠着状態に陥ったなか、両ベンチは交代カードを切りながら試合の流れに変化を加えようと試みる。その流れでソシエダは74分、途中投入のサディクがようやくオープンプレーの流れで最初のシュートを記録した。 結局、試合は後半終盤も大きな見せ場がないままタイムアップ。最終的にシュート2本に終わったラ・レアルだったが、公式戦2連勝を達成。なお、試合終了直後に足が攣ってしまった久保はマン・オブ・ザ・マッチに輝いている。 レアル・ソシエダ 2-0 レアル・ベティス 【レアル・ソシエダ】 オウンゴール(前14) ミケル・オヤルサバル(前31[PK])
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