【シンザン記念・厩舎直送】「〝こんなものじゃない〟と思っているからこそ…」 GⅠから即反撃狙うタイセイカレント
[GⅢシンザン記念=2025年1月13日(月曜)中京競馬場、芝1600メートル(3歳)] 全休日だった7日の栗東トレセン。シンザン記念組で馬場入りした馬はいなかったが、厩舎には熱心に所属馬の世話をするスタッフの姿が。 テキパキと作業をこなしながら取材に応えてくれたのは、タイセイカレント(牡・矢作)を担当する柿崎助手。前走・朝日杯FSでは15着と思わぬ大敗を喫したものの、「初めて馬込みに入る形になって戸惑うところがありました。ペースもスローで、結果的に内枠の馬が上位を占めましたからね」。大外枠(8枠16番)に加え、展開も向かない中での結果に力負けを否定する。 続けて「(課題の)スタートには練習の効果が感じられました。2走前と比べてもパドックや返し馬に行く雰囲気は良かった」と成績以上に収穫のある一戦だったことを強調した。走り切っていない分、ダメージも少なかった様子。「(矢作)先生も〝こんなものじゃない〟と思っているからこそ、このローテーションなんだと思います」。好メンバー揃いのサウジアラビアRCで2着に好走した実力馬。中3週での〝即反撃〟に注目だ。
西谷 哲生