「ティリー」天寿を全う 東山のコアラ15歳
東山動植物園(名古屋市千種区)は25日、コアラの「ティリー」(雌、15歳)が死んだと発表した。来月13日までコアラ舎に献花台を設ける。 ティリーは2009年12月15日、オーストラリアのタロンガ動物園で誕生。14年10月、コアラ初来園から30年を迎えた東山動植物園に記念として寄贈された。子どもを5回産み、さらに孫も誕生するなど、国内のコアラの繁殖に大きく貢献した。 同園によると、今月中旬に餌を食べなくなるなど体調が悪化し、18日から非公開にして治療していたが、25日午前に死んでいるのが見つかった。衰弱死だった。コアラの寿命は13~15年という。