お尻の黒ずみ・ぶつぶつの原因は?医師が黒ずみケアの注意点を解説!
ふと鏡でお尻を見た時に、ザラザラやブツブツ、黒ずみにショックを受けたことはない? 実は多くの女性がお尻の黒ずみに悩んでいるんだとか。そこで今回は、銀座ケイスキンクリニック院長の慶田朋子先生にお尻の黒ずみの原因やケアするうえでの注意点を教えてもらった。慶田先生のアドバイスを参考に、プルンとしたツルツルのお尻を目指そう!(「」内・慶田先生) 【写真】まずは下着選びから!自宅でできるお尻の黒ずみケア ▼慶田朋子先生 銀座ケイスキンクリニック院長。 医学博士。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本レーザー医学会認定レーザー専門医、日本美容皮膚科学会会員、日本抗加齢医学会会員。東京女子医科大学医学部卒。同大皮膚科助手を経て、「銀座ケイスキンクリニック」を開設。
お尻の黒ずみの原因は?
「お尻の黒ずみは、大きく分けて3つの原因が考えられます」 【原因①】様々な要因で起こる湿疹や皮膚炎 「アトピー性皮膚炎がある方は結構多いですし、もしくはない方でも湿疹が出ることはよくあります。ニキビや毛嚢炎(もうのうえん)もそうですね。湿疹を起こしたときやニキビの後も、炎症を起こした後にメラニンが増えますので、黒ずみます」 【原因②】物理的な圧迫や刺激 「座る時間が多い方(長時間座っている方)は、物理的に圧がかかりますのでお尻が黒ずみやすいです。また下着の問題もあります。下着が擦れるような、ビキニタイプのものであったり、ケミカルレースを使っているものだと、歩くたびにショーツの縁の部分がお尻のところで動きますよね。それが物理的な刺激になるのです。これらの刺激に対しては防御反応としてメラニンが作られてしまうので、黒くなってしまいます」 【原因③】ナイロンタオルでゴシゴシ洗う 「黒ずみを消そうとして擦ることは逆効果になります。擦った後は一瞬透明感が出たように感じますが、それは一時的なもの。擦れば擦るだけ防御反応として角層は厚くなりますし、擦る刺激でメラニンも増えてしまいます」
黒ずみケアで注意するべきポイントは?
「肌を擦らない、いじめない、保湿をしっかりしてあげること。またニキビがある、湿疹が出るといった場合なら、皮膚科の治療を並行して受けるようにしましょう。炎症を繰り返していると、メラニンはどんどん増えてしまいます」