マカオLRTの新線「横琴線」が12月2日に開業へ
マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕軌股份有限公司(マカオLRT社)は11月29日、新線の横琴線の開業日時を発表。 石排灣線の開業日は(2024年)12月2日で、同日の現地時間午後1時11分に一番列車が蓮花駅を出発予定とした。
横琴線は2021年4月に着工。既存のタイパ線「蓮花駅」(高架駅)から西へ十字門水道を全長約900メートルの河底トンネルで越え、広東省珠海市横琴新区との陸路の玄関口にあたる横琴イミグレーション施設直下の新駅「横琴駅」(地下駅)に到達する2駅、全長約2.2キロの路線。 同社によれば、両駅間の所要時間は約2分、運転間隔は6分毎を予定しているとのこと。
蓮花駅にはタイパ線と別に横琴線用のホームが設けられる。また、横琴駅の地上出入口は横琴イミグレーションビル(マカオ側)の真横に設けられ、改札階と地上出入口の間はエレベーター及びエスカレーターで接続するという。従来、マカオの市街地と横琴イミグレーションとの間はバスやタクシーが主なアクセス手段だったが、同線の開業によってアクセスがの飛躍的な向上が期待されている。 目下、マカオLRTでは路線ネットワークの拡充が進んでおり、昨年(2023年)12月にタイパ線の媽閣駅延伸部、今月(11月)1日には石排灣線(約1.6キロ)が相次いで開業した。さらに、マカオ半島北部に位置する主要な陸路の玄関口、關閘イミグレーション付近とタイパ島の北安地区を結ぶ東線(約7.65キロ)の建設工事も着工済み。東線については、タイパフェリーターミナル駅でタイパ線と接続する。