【マイルCS展望】最大の注目は昨年のエリザベス女王杯Vのブレイディヴェーグ、初距離も京都の外回りコースなら問題なく対応できそう
◇17日 「第41回マイルCS」(G1・京都・芝1600メートル) 多彩なメンバー構成で、ハイレベルな一戦が期待できる今年のマイルCS。最大の注目は、昨年のエリザベス女王杯優勝馬ブレイディヴェーグだろう。今年は脚部不安でドバイ遠征を取りやめたりで、まだ一戦のみだが、その府中牝馬Sが圧巻の勝ちっぷり。上がり3F32秒8という素晴らしい末脚は、さすがGⅠ馬というすごみがあった。エリザベス女王杯ではなく、今年はマイルCSに参戦。初距離にはなるが、京都の外回りコースなら問題なく対応できそうだ。 昨年の覇者であるナミュールは前走の安田記念2着が示すように、マイル界でトップクラスの馬。富士S勝ちのジュンブロッサム、昨年が惜しい2着だったソウルラッシュも頂点を狙える実力がある。 2年前の優勝馬セリフォス、距離を延ばしてきたウインマーベルは、キャリア豊富な馬だけに混戦に強そう。イギリスのトップマイラー・チャリンは、欧州GⅠ3勝の実績馬。日本でもその実力を発揮できれば、脅威の存在となりそうだ。
中日スポーツ