「夢が叶った」 グリズリーズのスコッティ・ピッペンJr.が父の古巣で30点、10アシストの大活躍
日本時間11月24日(現地23日)、メンフィス・グリズリーズは敵地ユナイテッド・センターでシカゴ・ブルズと対戦し、142-131で勝利した。この一戦で活躍したのが、グリズリーズのスコッティ・ピッペンJr.だ。かつて父がブルズの一員として戦ったアリーナで、キャリアハイの30点、10アシストを記録。試合後、ピッペンJr.は「夢が叶った」とブルズ戦を振り返った。 「父がプレイしていた場所で30点、10アシストを記録できたなんてクレイジーだよ。僕と家族にとって、すべてに意味があったんだ。今夜この場所でプレイすることについて父と話したんだ。父はただ、『とにかくコートに出てやり切ってこい』って言ってくれたよ」 11月9日(同8日)にメンフィスで行なわれたワシントン・ウィザーズ戦でピッペンJr.は、11点、10リバウンド、11アシストのトリプルダブルを達成。『Elias Sports Bureau』によると、NBAで親子がトリプルダブルを記録したのは、ドルフ&ダニーのシェイズ親子、ウィンストン&ダリアスのガーランド親子に次いで、史上3組目だったという。 リーグ史に名を刻んでからわずか半月後、今度は父の思い出の地での大活躍。臀部を痛め欠場が続くジャ・モラントの穴を埋める活躍に、グリズリーズのテイラー・ジェンキンスHC(ヘッドコーチ)も「今夜の彼は驚異的だった」と称賛した。 今季ピッペンJr.は17試合で平均12.6点、5.9アシストを記録。Gリーグで研鑽を積み、キャリア3年目を迎える今季、まだ序盤戦ではあるがピッペンJr.にとって飛躍のきっかけを掴んだシーズンとなりそうだ。
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