“濃密な情事”では後ろから抱きつかれ人差し指を口に突っ込まれ…「悪女」「しごでき」キャラの女優・菜々緒が放つ“存在感”
筆者が彼女のことを最初に耳にしたのは2011年。T.M.Revolution・西川貴教さんとの熱愛が報じられ、「菜々緒」という名を知りました。 【写真】後ろから抱きつかれ人差し指を口に突っ込まれ…菜々緒の“濃密な情事”シーン 当時西川さん40歳・菜々緒さん22歳という18歳差や、西川さん161cm・菜々緒さん172cmという身長11cm差という異色のカップルは世間からの注目を浴び、彼女の知名度は一気に上がりました。そうして一時期スポットライトが当たってもすぐにメディアに消費され、芸能界の第一線からはフェードアウトしてしまうという例は少なくないでしょう。 それから13年。いまや菜々緒さんは演技力を高く評価され、役者として唯一無二の存在感を放っています。 そんな菜々緒さんは現在、金曜23時台で放送中のドラマ『無能の鷹』(テレビ朝日系)で主演していますが、このドラマで彼女は従来のパブリックイメージを逆手に取り、新境地を切り開いているのです。
悪女キャラの“第一人者”になるまで
菜々緒さんが役者として頭角を現したのは悪女役でした。 彼女の連続ドラマ初主演は意外と早く、2012年に23時台で放送されていた『主に泣いてます』(フジテレビ系)で主役を務めます。こちらでは有名画家のモデル兼愛人という役柄で、不倫している主人公でしたが悪女というわけではありませんでした。
菜々緒さんが悪女演技で注目を集めたのは、2014年に沢尻エリカさん主演で放送された『ファーストクラス』(フジテレビ系)。ファッション誌の編集部内で起こる女性同士のマウント合戦を描いた作品で、コネ入社で編集部に居座っている腹黒・毒舌キャラをクセ強で好演。ハマり役だと評判で“役者・菜々緒”の格が上がったのです。 翌年の2015年にはWOWOWオリジナルドラマ『ふたがしら』で時代劇初出演を果たしますが、こちらでも悪女を熱演。 松山ケンイチさんと早乙女太一さんのダブル主演作の『ふたがしら』は、江戸時代を舞台に、盗賊一味から抜けた主人公の二人旅を描いた痛快活劇。 菜々緒さんが演じたのは國村隼さん演じる盗賊一味の初代頭の妻。初代頭が亡くなってしまうところから物語は始まるのですが、かなり年齢差のある夫に先立たれたと思ったら、成宮寛貴さん演じる残忍・非道な二代目頭とも男女の関係になるというしたたかな悪女でした。