ソニー、イーサリアム・レイヤー2「Soneium(ソニューム)」発表──アスターはAstar zkEVMをSoneiumに移行
テストネットと技術文書を公開
Sonieumは、ソニーグループが手がけるレイヤー2ネットワークとして、エンターテインメント、金融、エレクトロニクス、ゲームなど、ソニーグループがグローバルで手がける多種多様なビジネスと連携した新たなサービスの検討を行うという。 ソニーグループは7月、暗号資産取引サービス「WhaleFin」を運営するAmber Japanの買収を発表、暗号資産関連ビジネスに注力する動きを見せている。 また、傘下のソニー銀行は同じく7月にWeb3エンターテインメント領域向けアプリ「Sony Bank CONNECT」をリリースし、ブロックチェーンを基盤としたウォレットのリリースに向けた要件定義や設計を進めていると発表している。この基盤としてSonieumが検討されているかもしれない。 一方で、ソニー銀行は4月にPolygon Labsと連携したステーブルコイン発行に向けた実証実験を発表している。 関連記事:ソニー銀行、ステーブルコインの実証実験:報道 Soneiumは、最先端技術の開発にとどまらず、ブロックチェーンをマスに届けることをミッションにしている。「Go Mainstream with Soneium(GM with Soneium)」は単なるキャッチフレーズではなく、マスアダプションへのコミットメントを宣言するものと発表には記されている。 近日中にテストネットをローンチ。開発者やクリエイターがSonieumの開発環境を体験し、テストネット上で独自のアプリケーションを構築できるようになるという。詳細な技術文書も公開される予定だ。 |文:増田隆幸|画像:リリースより
CoinDesk Japan 編集部