海野翔太27歳はなぜブーイングを浴びるのか?「なんか受け入れられへん」大阪で聞いたファンの声…王者ザックは擁護「新日本プロレスの未来だ」
「なんとなく」のズレはどこにあるのか?
海野へのブーイングが長い時間をかけてなくなるのか、ある日、一夜にして撤回されるのか、それはわからない。大阪のファンは「勝っちゃったら」と言っていたが、それがすべてでもないはずだ。 当の海野は「SNSと戦っているんじゃない」と話していた。だがブーイングは自然発生的なものだから、その見方は正解ではないだろう。ともあれ、海野はザックのIWGPに挑む。 「オレは(ザックに)また勝ちたい。オレには、そのIWGP世界ヘビー級王座が必要だ」 G1でザックに勝っている海野はそう言って日時と場所を託したが、ザックはその判断を新日本プロレスに預けた。海野は「1.4、東京ドームでやりたい」とはっきり言えばよかったのだ。「なんか」「なんとなく」のズレがあるとすれば、こういう所だろう。 大阪にかぎって言えば、スーツ姿で現れてザックをKOし、IWGP挑戦の演説をしたリコシェに多くを持っていかれた格好だ。ここではザックを助けに入った形になった海野だったが、再度のブーイングを浴びてしまった。 新日本プロレスは「1.4」の翌日、1月5日『WRESTLE DYNASTY』東京ドームでのザックvs.リコシェのシングルマッチを発表している。ザックが海野を倒して防衛すれば、必然的にそれはIWGP世界戦になる。それを受け入れることはザックも同意している。 ザックにデスライダーを浴びせ「噛ませ犬じゃねえからな」と言い放った海野だったが、それでもザックは海野にエールを送っていた。 「翔太、ブーイングにやられるなよ。ブーイングに屈するな。オマエは自分でなんとかしないといけない。でもな、そういう翔太は、面白い。激戦後にドロップ(デスライダー)をオレに見舞うなんて。翔太、オマエは気合いを入れなおして、モクスリーの影から出てこないといけない。東京ドームのメインが欲しいなら、オマエはもっと真剣にやらないといけない。オレは東京ドームのメイン戦のレベルに達している。オレに挑戦したいヤツは、オレのレベルまで上げてくるんだ」
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