姫路城とポーランドの古城が「姉妹城」提携、世界遺産つながり、サステナブル観光の創出などで連携
兵庫県姫路市は2024年10月10日、ポーランド・クラクフ市にあるヴァヴェル城と、姉妹城提携および姉妹城提携に関する協力協定を締結する。両者は2023年11月に、姉妹城提携について基本合意していた。 ヴァヴェル城はクラクフ歴史地区内にある歴代王の居城。1978年にクラクフの歴史的中心地の構成要素の1つとして、世界文化遺産に登録された。世界遺産の城という共通のテーマに加え、内閣府の「SDGs未来都市」に選出され、ゼロカーボンシティを表明している姫路市と、2030年までに公共交通部門のゼロ・エミッションを目指すポーランドの方向性が一致していることが、提携の背景。 協定事項は、「持続可能な観光の創出」「SDGsに関する意識の向上」「文化交流の促進」「新たなビジネスチャンスの創出」の4点。姫路市では本提携をきっかけに、「SDGs未来都市」における国際人材の育成に取り組む方針だ。
トラベルボイス編集部