オアシス再結成を巡って どうしても気になる6つの疑問
◎ギャラガー兄弟は良好な関係を取り戻したのか?
オアシスは2009年、フランスのフェスティバルのバックステージで危うく殴り合いになるところだった。その後、2人は一切の関係を断ち切り、主にプレスを通じて、お互いを中傷する様々なコメントを発表してきた。昨年、ローリングストーン誌がノエルにオアシス再結成の可能性について質問した際、ノエルは弟とはまだ話していないと答えた。「彼(リアム)は『シュレック』に登場するスペインの小さな猫のような、涙ぐんだ目をした絵を描くのが好きなんだ。『ファンのために今すぐやってやる。愛してるよ。じゃあ、電話してよ』って感じ。でも、あいつは電話してこない。ヤツが電話してくるまで、この話はどこにも進まない」。 彼らは電話で話し合ったのだろうか? この再結成は弁護士とマネージャーによって交渉されただけなのか? 彼らはリハーサルの前に話すのだろうか? リハーサル中も話すのだろうか? ヴァン・ヘイレンやジャーニーのように、互いを軽蔑し、オフステージでの関係もないままツアーを行なうような状況になるのだろうか? それとも、ブラック・クロウズ(オアシスがかつてツアーを共にした、もうひとつの有名な兄弟バンド)のように、実際に席について問題を解決するのだろうか? その答えはいずれわかるだろう。
再結成オアシスでは誰がギターを弾くのか?
ポール・”ボーンヘッド”・アーサーズは、1991年の結成から1999年までオアシスでギターを弾いていた。彼の後任はゲム・アーチャーで、彼は2009年のほろ苦い解散劇までずっとグループに在籍した。近年、ボーンヘッドはリアムのツアー・バンドの一員となっている。一方、アーチャーはノエル・ギャラガー率いるハイ・フライング・バーズのメンバーだ。このことは、再結成のラインナップを決める際に、かなり微妙な交渉になるかもしれない。オアシスの熱心なファンは、ボーンヘッドが90年代の全盛期に在籍していたことから、彼に特別な思い入れがあるが、アーチャーの方がオアシスのカタログには精通している。1999年にEストリート・バンドが再結成されたとき、ブルース・スプリングスティーンは、スティーヴ・ヴァン・ザントとニルス・ロフグレンの2人を呼び戻し、同じようなジレンマを解決した。しかし、オアシスに3人もギタリストが必要だろうか? サウンドを濁してしまうのではないか? 簡単には答えの出ない茨の道だ。