フォンテインズD.C.が語るスマッシング・パンプキンズやKornからの影響――最新作「Romance」インタビュー
今回、ニュー・アルバム「Romance」の背景とバンドの現在について、「フジロック」出演のために来日したフォンテインズD.C.のコナー・カーリー(ギター)とトム・コール(ドラムス)に聞いた。
「ファッションは自己表現の方法としてすごく面白いって気付いた」
――今回のニュー・アルバムの告知に合わせてカヴァーを飾った「Crack Magazine」でのメンバーのファッション――ネオン・カラーの効いたスケート・パンク風のルックを見て、とても驚きました。あの一新されたビジュアルのイメージは、今回のアルバムに向けたバンドのどんなモードが反映されたものだと言えますか。
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トム・コール(以下、トム):そうだね、さっきも考えていたのは……この前(去年)の東京へのツアーが僕らに大きな影響を与えたってことなんだ。特に東京のファッションは衝撃的で、本当に目からうろこだった。すごく未来的で、クリエイティブな面で大きなターニングポイントになったような気がする。とても刺激されたし、あの経験が、僕らの音楽にも大きな影響を与えたのは間違いないと思う。ファッションって、音楽に直接影響を与えると思うし、東京で見たファッションが僕らの創造性のスイッチを入れて、今までとは全く違うモードになったというか。
コナー・カーリー(以下、カーリー):これまでバンドとしては正直、ファッションについてそこまで意識したことがなかったんだ。でも、ファッションにハマってみると、自己表現の方法としてすごく面白いって気付いた。まるで麻薬にハマるみたいにのめり込んでしまう(笑)。ファッションって、自分自身を表現するためのもう一つの言語みたいなもので、だからファッションと音楽を組み合わせることで、音楽に新しい側面を加えることができるって思うんだ。