フォンテインズD.C.が語るスマッシング・パンプキンズやKornからの影響――最新作「Romance」インタビュー
もし機会があれば、1990年頃のピンクポップ・フェスティバルで彼女が歌う「Troy」のライブ映像を見てほしい。正直で生々しくて、彼女の音楽が持つ力強さを改めて感じさせてくれる。僕たちの魂に直接語りかけてくるような、音楽に対する情熱を再燃させてくれるような素晴らしいパフォーマンスだった。
カーリー:シネイドはとても激しくて、情熱的な女性だった。彼女の率直な言葉は、いつも僕の心に深く突き刺さった。彼女のように自分の信念を貫き、正直に自分の気持ちを言えるようになりたいって。でも、現実はそう簡単じゃない。だから、彼女のことを思い出すと勇気づけられるんだ。そんな彼女が、世間の目からすれば過激だと捉えられて、批判にさらされたのは本当に残念だったと思う。でも、彼女の勇気ある行動は、多くの人々に影響を与えたと思う。
幸運なことに、亡くなる直前の年に彼女に会うことができたんだ。彼女はまるで、世界の重荷を背負っているかのような女性だった。でも、その瞳には内に秘められた強さが輝いていた。彼女がどれだけ真摯で、情熱にあふれたアーティストだったか。だから彼女に直接感謝を伝えることができて、本当に良かったよ。
PHOTOS:MASASHI URA
■Fontaines D.C.「Romance」 label: XL Recordings / Beat Records release: 2024.08.23 CD 国内盤(解説書・歌詞対訳付き): 2860円 CD 輸入盤:2320円 LP 限定盤(数量限定 / ホットピンク・ヴァイナル):5280円 LP 輸入盤:4950円 Cassette 輸入盤:2320円 https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=14039
TRACKLISTING: 1. Romance 2. Starburster 3. Here’s The Thing 4. Desire 5. In The Modern World 6. Bug 7. Motorcycle Boy 8. Sundowner 9. Horseness is the Whatness 10. Death Kink 11. Favourite 12. I Love You (Live at Red Rocks) *bonus track for Japan