今年の漢字は「金」、応募総数の5・47%…3位に「翔」
2024年の世相を表す「今年の漢字」に「金」が選ばれ、世界遺産・清水寺(京都市東山区)で12日、森清範(せいはん)貫主(かんす)が揮毫(きごう)した。
公益財団法人「日本漢字能力検定協会」(同)が毎年公募しており、今年で30回目。応募総数22万1971票の中で「金」が最多の1万2148票(5・47%)だった。「金」が選ばれたのは2021年以来で、5度目となる。
選んだ理由では、パリ五輪・パラリンピックでの日本人選手の躍進といった明るい世相だけでなく、「政治とカネ(金)」の問題といった影の面を挙げたものも目立ったという。
2位は、能登半島地震などを受けた「災」。3位は、米大リーグで史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成した大谷翔平選手にちなむ「翔」だった。